CATEGORY：電動ＭＧ４２ MG42
2015年02月17日
ＳＨＯＥＩ 電動ＭＧ４２ 開発物語4（試作篇ーラックギア）
試作篇ーラックギア
この試作SHOEIユニットにおいて市販品で用意できないもの。
まずそれはピストンを引っ張ってくるためのラックギア。
これはどうしても作らなくてはなりません。
圧力角って？ モジュールって何？ ＼(゜ロ＼)(／ロ゜)／ 実はソコカラでした・・・(T_T)
強度がどれくらい必要なのか？、それに伴い材質の選定という作業もありました。
さすがにこれは、「ＩＴ社会」 目の前の小さい箱でいろいろ調べる事ができました。（ド文系の僕にはまだ理解できていませんが・・・。）
もちろん、参考にするのは市販のピストンの下側についているラックギアですが、製作するにあたり、僕がすぐに思いついたのはワイヤーカット（外注加工）という工作機械で鉄板から製作することでした。しかし、もし市販の物のように「樹脂で動くならば・・」と考え、樹脂ならば切削しなければならず、それでは両方できるように、エンドミルを用意し削り出すことにしました。
圧力角を合わせ、そのモジュールが切れるエンドミルは・・ げ！ 高い(￥_￥)・・！それでも、やるしかない！
樹脂は問題ないのですが鋼材の場合、刃物の径が小さいため弊社の工作機械では回転数が足らず、それよりもなにより経験不足・技術不足のためエンドミルを折ってしまうのでした。(T_T)
それでも何とかいくつかは製作しました。
ラックのハウジングも作り、早々にはめて、いざ回転！
樹脂は材質の問題もあるのですが、アッという間に丸坊主。
鉄の削りだし・ハウジング一体削りだしは ・ まあまあ ＯＫ でも持ちが悪い・・・。
あ～～～～また、作り直し。
イベント時に店先でお客さんに相談して、いろいろ教えてもらったり・・・ ( ..)φメモメモ
こんな事の繰り返し
ですから、当初はラックギアの交換が簡単に出来る様に設計し直そうとか？いろいろ考えてしまいました。
最終的にたどり着いたのは「シャフト２本だけではラックハウジングのスライドの固定がうまくいかず、前方が上がってしまい、うまくギアが噛み合わない事から破壊。」という事でした。完全に設計ミスです。
そんな折、もうひとつの間違いに気がつきました・・・。ふと、メカニカルの標準部品カタログを見ていたら何と平角状の長いラックが豊富な種類、売っているではありませんか。あの折れた何本かのエンドミルでこのラックが何本買えた事か・・・。（知らないというのは恐ろしい事です。）
ＭＣナイロン・Ｓ４５Ｃ・ＳＵＳ304と取り寄せ、それをこちらの寸法に削りました。（実はこれも厄介な事がひとつありますが・・・省略します。）
試作続行！
結論はスプリングの強さや、このユニットの形状の為、とにかく硬い物へと進みました。（良い結論だったかはいまだにわかりません。）
やはり焼入れ鋼をワイヤーカットで切って・・・
それにＨＲＣ＊＊いれて・・・
ハウジングはジュラルミン
ネジの固定、緩み止め、おまけにハウジングの表面硬度も考えて・・・
さあー量産！ で・(◎o◎)？？ どうやって加工するんだ～～～～(T_T)
お問い合わせ先
有限会社 松栄製作所 営業時間：9：00～17：00（日祭日休）
〒332-0001 埼玉県川口市朝日5-9-1 / ＴＥＬ 048-226-1855 / FAX 048-225-2133
http://www.shoeiseisakusho.co.jp/
この試作SHOEIユニットにおいて市販品で用意できないもの。
まずそれはピストンを引っ張ってくるためのラックギア。
これはどうしても作らなくてはなりません。
圧力角って？ モジュールって何？ ＼(゜ロ＼)(／ロ゜)／ 実はソコカラでした・・・(T_T)
強度がどれくらい必要なのか？、それに伴い材質の選定という作業もありました。
さすがにこれは、「ＩＴ社会」 目の前の小さい箱でいろいろ調べる事ができました。（ド文系の僕にはまだ理解できていませんが・・・。）
もちろん、参考にするのは市販のピストンの下側についているラックギアですが、製作するにあたり、僕がすぐに思いついたのはワイヤーカット（外注加工）という工作機械で鉄板から製作することでした。しかし、もし市販の物のように「樹脂で動くならば・・」と考え、樹脂ならば切削しなければならず、それでは両方できるように、エンドミルを用意し削り出すことにしました。
圧力角を合わせ、そのモジュールが切れるエンドミルは・・ げ！ 高い(￥_￥)・・！それでも、やるしかない！
樹脂は問題ないのですが鋼材の場合、刃物の径が小さいため弊社の工作機械では回転数が足らず、それよりもなにより経験不足・技術不足のためエンドミルを折ってしまうのでした。(T_T)
いろいろな事をやっていました。
それでも何とかいくつかは製作しました。
ラックのハウジングも作り、早々にはめて、いざ回転！
樹脂は材質の問題もあるのですが、アッという間に丸坊主。
鉄の削りだし・ハウジング一体削りだしは ・ まあまあ ＯＫ でも持ちが悪い・・・。
あ～～～～また、作り直し。
イベント時に店先でお客さんに相談して、いろいろ教えてもらったり・・・ ( ..)φメモメモ
こんな事の繰り返し
ですから、当初はラックギアの交換が簡単に出来る様に設計し直そうとか？いろいろ考えてしまいました。
最終的にたどり着いたのは「シャフト２本だけではラックハウジングのスライドの固定がうまくいかず、前方が上がってしまい、うまくギアが噛み合わない事から破壊。」という事でした。完全に設計ミスです。
そんな折、もうひとつの間違いに気がつきました・・・。ふと、メカニカルの標準部品カタログを見ていたら何と平角状の長いラックが豊富な種類、売っているではありませんか。あの折れた何本かのエンドミルでこのラックが何本買えた事か・・・。（知らないというのは恐ろしい事です。）
ＭＣナイロン・Ｓ４５Ｃ・ＳＵＳ304と取り寄せ、それをこちらの寸法に削りました。（実はこれも厄介な事がひとつありますが・・・省略します。）
試作続行！
結論はスプリングの強さや、このユニットの形状の為、とにかく硬い物へと進みました。（良い結論だったかはいまだにわかりません。）
やはり焼入れ鋼をワイヤーカットで切って・・・
それにＨＲＣ＊＊いれて・・・
ハウジングはジュラルミン
ネジの固定、緩み止め、おまけにハウジングの表面硬度も考えて・・・
さあー量産！ で・(◎o◎)？？ どうやって加工するんだ～～～～(T_T)
頑張って、削り出しております。
つづく??
お問い合わせ先
有限会社 松栄製作所 営業時間：9：00～17：00（日祭日休）
〒332-0001 埼玉県川口市朝日5-9-1 / ＴＥＬ 048-226-1855 / FAX 048-225-2133
（電話でのご連絡は営業時間内にお願いします。）
http://www.shoeiseisakusho.co.jp/
![ワンダーフェスティバル2015[冬] 当社ブースに来ていただきありがとうございました。](http://img01.militaryblog.jp/usr/s/h/o/shoei/P2083839_512-s.jpg "ワンダーフェスティバル2015[冬] 当社ブースに来ていただきありがとうございました。")
![ワンダーフェスティバル2015[冬]に参加します。](http://img01.militaryblog.jp/usr/s/h/o/shoei/IMG_7025_800_512-s.jpg "ワンダーフェスティバル2015[冬]に参加します。")
ＳＨＯＥＩ 電動ＭＧ４２ 開発物語5（試作篇ーモーターハウジング）
ＳＨＯＥＩ 電動ＭＧ４２ 開発物語3（決断！この一枚の落書きから・・・）
ＳＨＯＥＩ 電動ＭＧ４２ 開発物語2（ユニットの選択？）
ＳＨＯＥＩ 電動ＭＧ４２ 開発物語1
ワンダーフェスティバル2015[冬] 当社ブースに来ていただきありがとうございました。
ワンダーフェスティバル2015[冬]に参加します。
ＳＨＯＥＩ 電動ＭＧ４２ 開発物語3（決断！この一枚の落書きから・・・）
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ＳＨＯＥＩ 電動ＭＧ４２ 開発物語1
ワンダーフェスティバル2015[冬] 当社ブースに来ていただきありがとうございました。
ワンダーフェスティバル2015[冬]に参加します。
